bikescafe.jp

(2014-9-26)

生鱈子のシーズン。




(2014-9-26)

肉の店。

今日も早くから、ハーブローストとローストビーフを順番にジュウジュウ焼いて行きます。 焼けるハーブの香りが美味しそう過ぎる。
今週末も宜しくお願い致します!




(2014-9-25)

「あんた、これだろ」。

あっ…
斜面の下にいた時は気付けなかったが、上に来たら見えた。 ブナの木の上方の幹が「バッキリ」折られて下を向いている。 これだけ上で真上に伸びている太い生きた幹は、人間や猿には折れない。
勿論 熊が上って枝折りした痕だ。周囲の薮の中から見られているかも知れないな。
このブナ原を下りて車に戻り、また場所を下に変えた。
珍しく人がいた。
僕はよそ者、近寄り挨拶をすると、夏に会ってこの山の熊の話をしてくれたおじいさんだった。
聞くと、猿と熊が来るので数本ある柿の木をチェーンソーで倒していたそうだ。
尋ねると、この付近にも熊は出ているのだがまだ見ていないとの事。おじいさんはにこやかに僕に、「あんた、これだろ」と言ってライフルを構えて引鉄を引く仕草をされた。
「いやいや、違いますよ。ただ調べてるだけです」と答えた。が、おじいさんなのに、鋭いな…と思った。
僕は、(熊を撃つとしたら)と云う前提で食生や四季の行動パターン、出没ポイント等を知りたいと思って調べている。勿論、他人が据えたモニターではなく自らの生眼で熊を見たいと強く願っている訳だが、その前提に(熊を撃つとしたら)がある。モニターの中の熊は撃てない。弾はサボットスラッグかスラッグ。熊を確実に倒せる有効射程は50m。熊のように頑健な獲物…時に最大200kgを越える月ノ輪もいる…は、正確に2ヶ所しかないバイタル・ポイントを射抜かなければ倒せない。熊を半矢(撃ち損じ)にして逃がす事は絶対のタブーだ。50m…「山の忍者、熊」相手に、追う立場として接近するにはとてつもなく難しい短い距離だ。猟友会長も「私も狙ってみたんだがね、80mまで近寄れたと思ったらすぐに逃げられたよ。熊は本当に勘が鋭い。本当に難しい。50mは実際、不可能な距離だ。マタギはするだろうけど。マタギの猟は秘密が多いから」とおっしゃっていた。
「難しい」…ふふ、やりがいのあるチャレンジじゃないか。
僕は狩猟はしないが、最近「狩り○○」になる人より、あるアドバンテージがある。 昔から野生動物が好きで詳しく、かつ動体視力が良い事だ(但し近眼)。
だから、1年きちんと熊を追い、熊を知ってみようと考えている。本州最大の肉食動物にして畏敬すべき「山の王者」。
新潟にいないと、また村上に縁が無ければこんな冒険は出来ないからな…といつも嬉しく思う。山中は、とんでもなく怖いが…はは。
おじいさんに「では、もう少し歩いてみます。失礼します」と別れ、また暗がりの森に入って行った。
帰宅したら、魚介の仕込みがある。
明日からまたがんばらないと。
山の新鮮な空気を吸っておこう。