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(2007-2-28)

青年よ、お大事に…。

暖かーい火曜日ランチ。普通の日です。先週お見舞いに伺った(手術室から無意識で出て来た瞬間でした。)青年K君とフィアンセ様がランチに来て下さいました(まだ手術間もないというのに…)。こちらが退院祝いをしないといけないのに、逆にフラワーアレンジメンターのフィアンセ様特製の春のフラワー籠を頂いてしまった(汗)。昨日は、生まれたばかりの赤チャン丈クンを見せに来てくれた雪山仲間松サン(彼は相変わらずバンバン、僕サッパリ。)夫妻にお菓子詰め合わせ頂いてしまうし、(絶対逆だよなぁ…)と悩み抜きます。松サンはともかく、K君よまだまだお大事にするんだよー。本当にありがとうございます(ウルル)。
さて松野尾カレンダー1週間、本当にありがとうございました!3月はホワイトディですね、ベタにクッキー焼こうかな。誰も喜びそうもないなぁ…。主婦に返すには何が良いのでしょうか?チョコ溶かしてブラウニーなんてヤバイかな…。おやすみなさい!




(2007-2-27)

今日が最後?

予想最高気温12度、明らかに薪ストーブが熱くなる気温ですが朝だけ焚きました。この気候だと3月は全く要らないかも…。山にも残雪少ないそう。昨日来てくれたWEST松サンも話してました。山の雪が少なくて、スキー系ガイドの方々も4月からの春の雪山ガイドが難しいとの事。越後には適度な雪が必要です。




(2007-2-27)

星夜は浄化してくれる。

快晴続いた週末明けの月曜日。スタッフみんな、まだ昨日の疲労が残ってる。こんな日には起こるものです。特別忙しい訳でも静かな訳でも無いランチ、牡蠣パスタ2とキャベツトマトパスタを同時に作ったオーダーでした。まず最初にお皿に盛り付けたのは牡蠣パスタ2。それをA卓B卓のお客様にお出ししてる間に僕はキャベトマを仕上げ、盛り付けました。さぁ、最後のキャベトマをC卓様にお出しして終わり…と思っていたら「あれ?C卓のお客様のとこにはもうパスタ行ってますよ。」と誰かが言う。「どうしてッ!?」と見ると、本来赤いシンプルなパスタがあるはずの男性C様が既にデカイ生ハムと牡蠣の見えるパスタにフォークを入れてる!
その通りです、B様にお出ししないといけない牡蠣パスタをC様に出しちゃってたのです、それももうお箸点いてました。すぐにC様にキャベトマを出してB様には事情を話し平謝り、速効新しい牡蠣パスタを作り始めました。ウチのリングイネはどんなに早くボイルしても19分。B様に本当申し訳ありません。伝票を確認しないで出すからです。皆を集めて小さい声で怒ります、「なにやってんだ!気合い入れろ!」。厨房ってのは、えてしてこういう時にこういう事が起こります、だから誰かが引き締めないといけません。昨日、60名様近いお客様が見えるランチにはこういうのはゼロなのに、今日なんか昨日と比べたらアペリティフ、前菜みたいなランチです。なのに起こる。完全に集中力不足。だから言わなきゃならぬ、一番ご迷惑はB様にですから。
万代厨房時代、たまにこういうシーンがありました。200名様近い宴会も佳境の時間、続々と厨房に戻って来る空の皿をアルバイトの疲れてきた誰かがまず一枚落とし割ります。まだ鍋を振ってる師匠が「コラァ、注意せぇ。」と軽く言います。その数分もしない内にまた誰かが大きな皿をセーダイに落とし割ります。師匠は真剣に怖いので彼は引き攣る。でも一番疲れてるのは師匠、もうフンヌの形相です。師匠を怒らせるとヤバイ、彼は逃げたくなる。ド暑い厨房、皆疲れてるのは分かってますから、すかさず僕が怒鳴ります、「オラァ!何度も皿割ってんじゃネェ!」。彼はハッとして「スミマセン!」…師匠も何も言いません、ホッ…。皆、将来のある若いコ達で良い友達、僕だって怒りたくない。でも師匠も僕も分かってます、大変なピークを過ぎて締めの頃にミスというのは連発し始める。誰かがもう一度場を引き締めないと直らないのを。
さてバイクス、ヌマチャンもカオルさんもシュンとしてるようなフテてるような顔。(良くやってくれてるの、感謝してるよ…)、ですが、お客様あっての僕ら、分かってくれよナ。B様お二人にはメニューにないスウィーツを頂いて貰いました。お時間あるお二人で良かった、最後までごゆっくりしてもらいました。レジの時に謝りますと「全然!また来ますネ!」と言って貰えました。ありがとうございました。
皆様お出になられました。僕は言います、「あのパスタ、まだ食べられてないんだ、生ハムも丸のまま乗っかってる。二人で食べるんだぞ。」と。疲れてフテたヌマチャンが「要らないヨオ…。」と言うので「食べないなら1500円な。」と言うとやっと二人仲良くパクパク食べてました。ヌマチャンが僕に一口分くれました、生ハムも牡蠣も入ってませんが。ありがとう。
夜、静かなものです。8時クローズ。夕食と伝票後、ランに出る。月は明るいのにとても星の強い夜。バイクス真上に北斗七星、角田山頂にはオリオン、その左峰には北極星、冬の小三角形。そんな星空の下をラン。空気冷たい!バイクスに戻る頃、息も切れて。自分が少し浄化されるのを感じる星夜。