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(2006-2-28)

朝、大根を頂く。

昨日のうちにあらかた仕込みは済ませたので、スープやサラダを作ったらテラスから出て、イスをセットしたり道路を掃いたり。農家の皆さんも近くの畑のオバアチャン達も、畑に肥料を撒いてウネ作りが始まるました。今はまだ何も無い季節。3月半ば以降に凄い砂嵐がやって来て、それが過ぎれば穏やかな春が来る、というのが当地のパターン。春と晩秋の砂嵐が僕は嫌いです(目が開けられないから。)。
昨年冬の土埋め大根をおばあちゃんから貰う朝。




(2006-2-28)

Motivation。

動機は、お客様。月曜日ランチ、もう一席も無い店内で、厨房の小さいカウンターに並ぶオーダー伝票を見て確認。店前のお車を見ればVWポロやアウディA3、Will、Mベンツ…。月曜という事でお休みの美容院の方なども多かったようで、市内からのドライブを兼ねてというお客様でしょうか。こういう場面になると何かスイッチが入ったような気分で頑張ります。わざわざ遠くからいらして下さったお客様に、少しでもお応えしたい。お車を停める場所が無く、お帰りのお客様もいらしました。申し訳ありません。その理由の一つが、隣の空き地が使えなくなった事です。今日初めて書きますが、今月10日に売りに出され始めました。真っ先にバイクスに話しが来ました。ランチのお客様の駐車問題を思うと、もちろん購入したい。でも、市内のサラリーマン地主(僕らと同時期に田舎暮らしに憧れて買われた方。)と、その知人の不動産屋(70才過ぎの御祖母様一人の宅建資格無しの業者サンは…結構エグイです。)から出された条件と金額
は、「ハイ、ランチのお客様の為にすぐ買います。」と安易に言えるものではありませんでした。理由は以下。土地の地目は畑のまま、他の用途に使うのだから農地法5条申請が必要、申請料金(約7万、常識的通常的には売り主がせめて地目変更してから相場を見た宅地価格で売ります。)はそちらが出せ。坪価格は1坪5万(HEY!このすぐ近くの住宅地なんて坪1万だってありますよ!それでも売れないんだ!)×130坪(このごく近くの畑の売買相場は坪6千円、それでも売れない畑ばかり。)。その他、土地取得税、司法書士登記費用、仲介手数料、整地費用、土留め工事費用、初回の固定資産税etc、あっという間に約800万。家を建てる訳では無いので住宅ローンは使えない。普通の人なら7年から10年返済のみ。極小商売の僕にはリスクばかりで生活さらに圧迫アップアップが見えている。だから「そんな金額では買えません、売れるまで賃料を払いますから引き続き貸して下さい。
」(何回かの交渉の中で。)とお願いしましたが、こちらが買えない買わないとなると冷たいものです。今までは「雑草が生えないからたまに車置いていいですよ。」だったのに、「置いていいなんて言ってない。買わないなら2度と1台たりとも置くな。」です。人生タフだなぁ。それ以来お客様には極力バイクス敷地内にお車を駐車して頂きましたが、やはり昨日のようなランチで50名様を越えて来ますと、僕もみんなも全く外は見えなくなります。そうするとやはりお客様は今までのように駐車されます。地主とのトラブルの元なので、こちらから不動産屋のおばあちゃんに「一生懸命お客様にお願いもして、駐車お願いの張り紙もしてますが、見切れ無い時もございます。貸しても下さらないなら、そちらでどうかロープを張るかコーンを置いて下さい。(最初はあちらが「買わないならロープ張る。」と言い始めです。もちろん正当な措置ですので、拒否もしません。)」と頼みました。今朝なんかズワイガニの仕込みでパチパチなのに、不動産屋
が「私が許すから、アンタがロープ張れ。」と30分も電話です。人様の土地によー知らない不動産屋の電話一本で杭打ってロープ張る隣人がドコにいる?。むろんお断りしました(そんなの無茶ですよ!後で何かあったらどうするんですか。それなら月極めで貸して下さいと何度もお願いしています。土地管理は委任不動産屋サン、あなたの仕事じゃありませんか!と言いました。)、絶対後々の問題になりますし。そうしたら、今日のランチの合間に業者が来て杭打ちとロープを張って行きました。そうした経緯でございます、これからバイクスの駐車スペースは間違い無く小さくなります。それでも敷地内に7〜8台は停まるように、ラインマークを発注済みです。それでもお客様にご迷惑をおかけします。実際これから売上にもダウンの影響が出て来るでしょう。
Motivation、動機、誘因はお客様。小さなバイクスの中で僕らは今までと変わらない仕事をさらに頑張って行くつもりです、実際に、現実に、御来店下さったお客様をガッカリさせない事、それが僕の願いです。細々となりますが、引き続き御愛顧のほど、宜しくお願いいたします。長ったらしい日記になってしまいました、申し訳ありません(いつも家族から文句言われてます。妹などは「つまらねえ日記、ナガナガと書いてるんぢゃねーよ!」と蹴られる事ショッチュウです。)。
近いうちに田舎暮らしの光と陰を、南仏便り番外編として記したいと思っています。バイクスをオープンして以来、市内のお客様を中心に「いつかこういう暮らしがしたいんですよ。」と老若男女の区別無くお話頂きます。皆様、田舎の暮らしに輝くイメージをお持ちですから(僕も、だったんです。)。これには部外者としてやって来た僕らの経験した事、思い、分かりやすいデータ等をいつか話さないと行けないと思っていました。手っ取り早く儲けたい不動産屋は買う時に、誇張過ぎる位に良い点しか話しませんし(いわく、地元の人から野菜や魚を貰えて、素晴らしい環境の中で心豊かな生活が待ってますよ!ミタイな。)、一番重要な事を話したがりません(地元の人が買わない土地には理由があるのです)。これは松野尾部落以外にも共通した傾向のようで、バイクスにいらっしゃるUターンIターンで田舎暮らしを始めたお客様の多く(東京から来た方、市内から夢を持って来た方たくさんいます)が同じ悩みをお持ちです
。少なくともこの近辺の事なら、悩んだ僕の経験位なら話せるし、これから田舎暮らしをする!と決められてる方への参考位にはなるのでは…と思っています。番外編、書いた折には御興味ある方ぜひお読み下さいネ!。
今夜も遅くなりました、明日からもお願いいたします!お休みなさい…。




(2006-2-27)

カニの朝はノンストップ。

1ケース、ズワイガニが届きました。本当はもっと少ない数のオーダーだったのですが、「明日辺りからシケみたいなんですよ。そしたらしばらく入らないみたいっす。」と鮮魚屋の若いお兄さんが言うので、とりあえず買っておきました。
まだ活きてる佐渡のを一人パチパチ。まだ若いカニだな。
今日も頑張らねば!