bikescafe.jp

(2009-7-24)

Falcons.

ド近眼なのに動体視力が良い…僕のこの能力は昔は先生がひっぱたいて来る手や、ケンカ相手のパンチ、GFが投げて来た目覚まし時計を瞬間的に頭で避けるのに役立って来た。けれども今日は角田山で2羽の…ラテン名、Falco peregrinus(タカ、異邦人、放浪者の意。),英名、Falcon…ハヤブサ達(国内希少野生動植物種指定。)を角田山の遠く断崖絶壁から飛び立つのを瞬時に見つけのるに役立った。以前から(角田山にハヤブサが生息するなら、あの崖をおいて他にあるまい…)と思っていたのだが、さほど頻繁にここに来る訳では無く(年に数回。)、今まで見る事が出来なかったのだ。下田村の八木ヶ鼻崖壁、山北町の海沿いの崖壁ではハヤブサを見て来ただけに、バイクスから車で5分の場所にいるはずのハヤブサを見れない事は惜しい気持ちだった。
でも今日は違った。最初から会えそうな予感がしてた。チラチラと断崖方面を見始めて40分…なんの前触れも無く断崖から2羽の…ツガイの…ファルコンズが矢のように飛び立った。風が結構あるのに、実に滑らかに羽ばたきもせず上昇し、海沿いのこちらの山肌を2羽で全く同じ距離を保ち急降下飛翔した。世界での測定データでは、急降下時速は160〜440kmが計測されている。1羽は山側に戻り、もう1羽はまるで僕の意思を汲んだように(…お前は私に会いに来たのだろう…良く見るが良い…)という風に10メートルを切る近距離まで飛んで来てくれた。1羽だけ、僕の近くに…。ハヤブサ特有の、体下側の白いボディに青いドット模様、ハヤブサパッチ(眼の下に涙跡のように流れる黒い模様)までしっかりと見れた。これほど近くでハヤブサを見たのは生まれて初めての体験だったので僕は身体中の毛が逆立ち、膝まずいて北米ネイティブ・インディアンの部族は「神が鳥の形になったもの」と信仰するこの高貴
な猛禽を唸りながら眼で追い続けていた。その後もハヤブサ達は飛翔続けてくれて、15分近くは見続けさせてくれた。最高の時間だった。ほとんどの人は一生見る事は無いであろう貴重な鳥。そういうものが僕らの近くにひっそりとあるのが、新潟の最高の魅力だ。
僕は都心で生まれ育ったけど、親父の趣味の共で子供の頃から山や海にいたし、また親父が野生動物マニアだったからか、山で野生動物や渓流魚を見付けるのが得意なようだ。バイクスを引退したら、新潟の近場の野生動物のガイドをし、帰りにはゲストを良いカフェに連れてく…なんて良いなと。引退なんて出来たらだけど。
まぁとにかく角田浜や角田山は奥が深い。飽きないです。
写真は猛禽専門書のハヤブサ。今日僕も撮ったのですが、ハヤブサがまるで粒のような小ささだったので。こちらを御借りしました。
ハヤブサ、かっこいいっすよ。




(2009-7-23)

Walk On the Sea.

角田岬まで久しぶりの山登りよろしく、息を切らせて上がります。それでそのまま海の上に出て行って…。




(2009-7-23)

遠く佐渡。

新潟の夏は短い。
海を見るのに最適な季節の到来。 from 角田岬灯台ペントハウス。