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(2009-6-27)

Episode about SAS.

今も昔も、世界最強の特殊部隊と言えばイギリスのSAS(スペシャル・エアー・サービス。空軍所属となるが、実際は陸軍の任務がほぼ。)となる。特に歴史的に砂漠戦、市街地戦、カウンター・テロ作戦においては他の追随を許さない。今よりほんの少し昔の話…。英国陸軍の若き新兵、アンディ・マグナブはその夏、東南アジアのジャングルの中で同じように経験の浅い兵士達と訓練を受けて過ごしていた。1ヶ月近い訓練の後、イギリスに帰る民間航空機の中での話。
ジャングル戦の訓練で心身鍛えられ、疲れていたマグナブは同じ飛行機の中に自分達より幾つか歳上位の若者の一団が乗っているのを見て不満気味になった。そのグループの先頭にはブロンドの長髪で、痩せ気味の男がアロハを着て気楽そうに手元で何かをいじりながら座っていた。マグナブは彼を見て(このヒッピーどもめ…どうせどこかのビーチでハッパでも吸って遊んでいたんだろ。その頃、オレらはジャングルで上官にこづかれ、泥まみれだったんだ。)と毒づいた。
すると彼の上官の一人がそのヒッピーのリーダーに近づいて行き、話しかけた。「よお、ヒューイ。こんなとこで何してた?」。ブロンド、ロン毛の軽そげなヒッピーは答えた。「おう、お前もこれに乗ってたのか。オレ達は〜国で共産ゲリラの掃討作戦を終えたとこだ。これから少しバカンスが貰えるぜ。」と。驚愕したマグナブは帰ってきた上官に「あいつらは何ですか!?」と訊いた。上官の答は「あいつらか?。あいつらはSASだ。」。その瞬間マグナブは(SASとはあんなに自由なのか! オレは絶対にSAS隊員になって世界中を旅するぞ!)と決意した。
その数年後、マグナブはSAS隊員として(厳しい入隊試験を1度落ちたが)、湾岸戦争においてスカッドミサイル破壊任務に着き、現代の有名なSAS隊員となった(任務コード、ブラボー・ツー・ゼロ。)。
10代の頃から好きだった、SASについてのエピソードです。今、髪を長くするつもりで伸ばしていますけど、このエピソードとは全く関係ありません。
実は特殊部隊隊員というのは、見た目は意外とスリムだったり小柄だったりの人達が多いのです。筋肉ムキムキでマッチョだったり、見た目強そうな少し脂肪も付いたレスラー系のガッチリしたタイプは少ないのです。現代の伝説のSAS隊員、ベトナムでの地獄、3ヶ月に及ぶジャングルでのファイブ・フィンガーズ・エクササイズを生き抜いたゲイル・リバースも、最後に地雷原で逝った孤高の韓国軍レンジャー、タンも二人共170センチほど、タイトで屈強な体力の持ち主(人間コンピューター、精密な殺人機械。)でした。マッチョや見た目ガッチリ、これでは過酷過ぎる条件下での長期の作戦任務(通常戦と違い、時に任務期間さえ限られない事も多々ある。)に体力が耐えられないのです。体力が耐えられないと集中力が途切れ、小人数の部隊を危険に晒します。
自転車選手にはこういう特殊部隊体型の方が多い。僕の好きな点です。オオヤマさんもそんな一人。スペイン・オルベアのフレーム、FULLデュラ・エースのパーツのバイク。海岸線を走り、アップダウンをこなし、内陸部に入ってから弥彦山をアタックし、バイクスでパスタでカーボローディングをし、僕の写真のモデルをし、もう1度弥彦をアタックする。「超人☆倶楽部」ジャージを着て。一人黙々と鍛練の中にいる。こうして特殊部隊隊員は出来て行く。




(2009-6-26)

日影に入れば涼しいものの。

休み明けだから早起き。テラスに出て日傘を広げる。裏庭にアスパラを見に行く。
日影に入れば涼しいものの、日中は最高に暑くなりそう。厨房は勿論。早出の薫サンがハンバーグを捏ねている。僕はパンを焼いたりスープを仕上げたり。週末だし、業者サンもいっぱいやって来る。バタバタするのが良い感じ。
今週も宜しくお願い致します。




(2009-6-23)

アプローチ。

涼しい強い風、テラスにいると肌に心地良い。 最初、このアプローチを作った時は自分なりに凝って「石タイル、3色玉石、芝生」の3種をモザイクにして作ったのですが、2年する頃には芝生が玉石を浸食してしまい、今は「石タイルと芝生」だけのアプローチになってしまいました。
こういうのは初めからシンプルにしておいた方が長持ちするんだな…、と学びました。梅雨じき…芝生の雑草が早く早く伸びて。
キャンドル・ナイト最後の夜。
ディナーの準備を朝からコツコツ。