bikescafe.jp

(2013-8-4)

二人の夏休み。

インターナショナル系スクールの長期休暇は、一律した日本の学校の休暇と若干違い、アメリカ系なのかフランス系なのかイギリス系なのか…などで少しずつ違い、本国の学校の休暇に準じています。
アーロンやオリはアメリカ系スクールの休暇になるので既に6月半ばから夏休みでした。彼らの夏休みはパパの2年ぶりの里帰りのヨーロッパ3週間滞在から始まりました。
今回の里帰りには、ママが「日本にいて休養を取る」のを断固決めていたので、パパだけとで行く旅が分かっていました。だから行く前から「行きたくない行きたくない」とずうっと泣いていたそうです(と言っても、行ったら行ったで楽しんで来たようですが)。
ですが新潟行き、バイクス行きは違います。楽しみで楽しみで仕方なかったそうで、3日間の短い滞在でしたが存分に「リアルお店ごっこ」を自ら志願し体験していました。
二人とも自分専用のエプロンを持参し、オープン前に元気よく「いらっしゃいませー!」「ありがとうございましたー!」を練習しお客様をお迎えしました。
二人とも自分がお客様にお料理をお出しする使命に燃え「ぼくがもっていくの」「オリがもっていく!」で競い合って、2つのスープが載った1枚のトレイをお互い反対から無言で引っ張り合い、「プルプル」とスープを揺らしていました。 僕が「コラ!スーチャン(スタッフ)が運ぶのを手伝いなさい」と言うと、トレイを低く持ったスーチャンの左右から小さな手を伸ばしてトレイルに添えて、3人でゆっくりお客様にスープやサラダをお出ししていました。
二人とも熱狂気味で「ニイニ、つぎは何すればいい」「つぎのおりょうりはなに」と矢継ぎ早です。
アーロンは一つの仕事をする度に「バイクスすっごいたのしい」「バイクスになる」「バイクスで暮らしたい」と落ち着かずに飛び跳ねていました。
オリは「いらっしゃいましえ」は比較的言えるのですが、お会計をして下さったお客様を前にすると「ありがモーニョモニョ…」と声が小さくなっています。
僕が「オリ、照れずにチャンと『ありがとうございました!』って言ってよ」と注意すると、トコトコとやって来た彼女は恥ずかしそうにはにかみながら僕の両足に抱き付き「だって恥ずかしいんだもん(照)」と顔を着けていました。
まぁ得てして二人とも真剣な表情でお店仕事を取り合っていて、日曜日の午後少しだけオリがプールに出掛けると(「せっかく新潟来たんだから」とママが連れ出した。アーロンは「行かない!」と言い。)、アーロンはすかさず「やっとオリビアいなくなったー。オリはワシャワシャ落ち着かないからジャマなんだよー。これでぼくがちゃんと働けるよー」と、のたまっていました。
お風呂に入るのも寝るのも離れないので、二人をお風呂に入れて体を洗い、髪を乾かしたり歯を磨いたり、まだまだ遊びたくてなかなか寝ないのを寝かせたりして僕も一緒に寝ました。
この週末にお越し下さいましたお客様皆様に多分に騒々しいところお見せしてしまいましたが、温かく見守って下さいました事を大変感謝致します。
お陰様で、二人にとって楽しく貴重な夏休み体験を過ごさせて頂きました。
本当にありがとうございました!




(2013-8-4)

静かな日曜の朝。

僕のベッドを占領しているアーロンとオリがまだ寝ている内に、朝の仕込みを手早く済ませながら、これまた手早く皆の朝食を作ります。
外に出れば、涼しく爽やかな風流れて。
山が、多分にひっそり佇むトレイルが、僕の訪れを待っているように感じます。
今日も色々作ろう。
今日も宜しくお願い致します。




(2013-8-4)

お子さま向けに、ハンバーグ。