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(2006-8-10)

夏の渓、やまめ泳ぐ渓。

思い立ち、昼を過ぎて磐越高速に乗り、安田ICを下りて村松へ。まずは村松の町中の釣り具屋サンで餌のキジ(ミミズ)と氷を買いがてら、今年の川の情報を聞きます。やはり巻町と同じく、6月カラカラに乾き7月は大雨続き、8月はまた乾き渇水で、「今年はいいヤマメが上がってないですて。」と。そうでしょうそうでしょう、天候不順の年はいつもいい釣りはナカナカ難しいですよね、まして夏の渇水期はさらに良くなくなるもの(川虫の成長が悪くなるので)。その後、実際に渓に向かうも、通常の半分以下の水量です。水中の石には苔どころか長い水草が伸びていて、川虫には厳しい状況、もちろん鮎にも同じです。鮎の投網をしていたおじさんと話したら、苔の付きがとても悪く鮎も小さいのばかり、との事でした。お互い上手くポイントを譲り合い、おじさんは右岸、僕は左岸にしました。
渇水期というのは魚の着くポイントが非常に少なくなってしまいます。水量のある夏なら瀬(波の立つ浅い流れ)に出て来て餌を追いますが、渇水だと瀬に深さが無いので出て来ません。必然、深い流れや淵に溜まりますがそういう処は集中して渓流釣り師達に攻められてるのでスレているか、魚自体が数少なくなっています。それでも僕は何とか竿抜け(見落とされてるポイントや上に枝が有ったりで難しい)になるポイントを見つけたので、まぁまぁ型の良いヤマメを上げました。手の平サイズは十分あって引きも強く堪能しました、がカメラを車に置いてきてもうた!やむなくその美しい魚体をよく愛でてから、また清い流れに帰しました。そのポイントにはやはり溜まっていて、その後も型の小さいヤマメを5匹以上釣って場所を変えました。
夕まずめ、どのポイントも水量少なく。最後にアマゴを釣って終わりにしました。それにしても以前と比べ釣れなくなりました。僕が新潟転勤してきた約10年近く前は、来る度に27センチ位のヤマメ、アマゴ、イワナを交えて数を揃えられたのに。誰に聞いても釣れなくなりました。釣り師が多くなり過ぎたのと、放流も無く皆リリースもしない…という悪循環。もはや新潟には良渓は無くなりつつあります(新潟県の渓流魚放流は極少量です)。
バカ長を履いてベストも着たまま、馬下温泉へ。400円を払い、うっすら硫黄の香りする無色透明の肌の滑らかなる温泉に浸かります。夏の渓流釣りはバカ長のせいでタップリ汗をかきますから、帰りの温泉と風呂上がりの冷水ででサッパリと生き返りました。大広間で湯上りの汗が引いたら、後は下道でのんびり帰りましょう。
夏の渓は、水少なくもヤマメ泳ぐ美しい時間でした。




(2006-8-9)

LOTR1、濃密な深夜。

昨日とは違い、週末のように終日御来客の続く火曜日でした。明日は休み、という開放感から、片付け作業や包丁研ぎ、発注等を終えた真夜中から、先日格安で買えた「ロードオブザリング、フェローシップオブザリングス〜旅の仲間〜スペシャルエクステンデッドエディション」つまり、LOTR第一作のノーカットバージョンにはまってしまいました。約4時間ですから朝までです。LOTRシリーズは2、3とDVDを持っていますが劇場公開版でした。久しぶりに見た1の完全版の世界の濃密な事。息を呑むSFXだけで無く、品格を持って描かれた人物描写や感情、人間関係といいこの5年間の最高のシリーズ映画です。2枚のディスクが終わると朝を告げる雀のさえずり。朝から用有るのに見てもうたー!少し寝て、業者サンが来て打ち合わせ終えたら外界に出発です。夕方まですぐでした。今日の夕焼け、プラネットアース。中つ国はミドルアース。平和に過ごせる夏、過去の犠牲に感謝します。




(2006-8-8)

夏祭り、スーパーボール掬い。

昨日、籠に採った赤いのや青いトマトを水を張ったシンクにゴロゴロゴローと落とします。水を流して浮かんだり沈んだりする鮮やかな色のトマトが、お不動山の夏祭りの縁日、スーパーボール掬いを思い起こさせます。
朝から諸々業者サン、一息無し。