bikescafe.jp

(2013-7-12)

ハンバーグのテイクアウトwithランチ。




(2013-7-12)

朝食前にハーブロを。

後でやるより今やろう…
学校の勉強は散々後回しして来ましたが、料理仕込みは結構テキパキやる方です。 朝早い内にハーブローストを仕上げます。
朝食を食べる前に焼き上げて、ゆっくり寝かせて肉汁を安定させます。
今日から宜しくお願い致します!




(2013-7-11)

ビッグフットのいる森で。

「猛烈な暑さに襲われる日本列島」ですが、ここは違います。
山に入る最初から予兆がありました。 トレイルの入り口の前で頭上を見上げると2羽のノスリ(この周辺で見られる茶白い猛禽類)。その内の1羽が何か70cm位の長い物を掴んで小刻みに回って飛翔していました。最初は(何を掴んでいるのか…)分からなかったのですが、すぐに(あれは蛇だ!)と分かりました。
大きな獲り物をしたノスリはやや興奮しているようで、大らかに飛んでいると云うより珍しく(シュッ、シュッ)とターンを幾度かしてから山麓に向かいました。
それを見たので(今日は何かに遭えそうだな…)と感じ、トレイルを一気に上がり、いよいよ山の中に入りました。 ジャングルの中の獣道のような本格的な荒れたダートが始まる地点は既に深い森の日陰で、明らかに気温が低い。
前回、この山で(まさか日本にいるとは思わなかった)巨大な…体高2m50cmはあるビッグフットと遭遇した地点でしばらく停車して見渡しましたが、残念ながら何も現れませんでした。
諦めてさらに先にRed Boyを進ませ、両サイドの緑が轍に覆い被さる見通しの良くないトレイルを、時速30km程で直進していた時です。10m程先の左側に落ちる谷側の斜面から(と云うより、左側に伸びる胸位の高さの緑の藪の中から)突然「ガサァッ」と、黒光りするような茶褐色の巨体の生物がトレイル上に出現したのです。
「うわぁっ」と叫んでしまい、もう心臓が停まるかと云う程恐ろしく、走っていた左側の轍から本能的に右側にハンドルを切っていました。 轍と轍の間の下草に前後の両タイヤが乗った瞬間にバイクが「ツーッ」と緑の上で滑り始めてしまい、右側の山側斜面にフロントタイヤが当たって横倒れしました。「ツーッ」と斜めになりながら思い浮かんだのはNewレンジローバーの発表会で、ローバーの開発者が話していた「タイヤがグリップを失う最悪な地表コンディションは、マッドでもサンドでも無く、ウェット・グラス(濡れた緑草)なのです。新型レンジローバーのドライブテレイン・セレクターはウェット・グラスにも効果的に対応します」と云う、倒れている最中はどうでもいいコメントでした。
倒れ切って軽く頭を打ったので、ともかく今日もヘルメットに救われましたが、下草で右首に切り傷と、多分フットペグでぶつけた傷とアザが左脛に今もくっきり残っています。
仰向けのまま再び向こうに目をやると、まだあの場所でついに…前回の個体よりさらに剛の体躯、全身を覆う黒に近い艶打つ体毛、怒っているようにきつく閉まった口、ゴリラのに似た低い鼻、長く見える頭、恐ろしい程力強いが意外に冷静そうな両眼をしたビッグフットが、地面に仰向けの僕を高い頭から睥睨しています。北米ではビッグフット、サスカッチ、ヒマラヤ山塊ではイエティと呼ばれ、「体臭がすごい者」とネイティブアメリカンは呼ぶそうですが、この山で僕が遭遇したビッグフットからは特にすごい匂いはしませんでした。
ビッグフットと目が合ったまま何の声も出せず、知らず知らず身体中が震えていました。 上半身を起こそうとした瞬間、黒いビッグフットが先に動きました。こいつがその気なら両腕だけで僕を千切れるだろうし、その牙も容易に致命傷をもたらすでしょう…自分に向かって来る(!!)と、叫びそうになりましたがビッグフットが進んだのは、山側にそびえて立つ20M近い高い杉の森の中でした。ビッグフットの腰位の高さの藪の中を、硬く厚い緑など何も邪魔でないようにあっという間に登って、尾根近くで緑の中に消えてしまったのです。僕は何分も立ち上がれずにいました。

幸運な事に今回もこの山の主…それも前回とは違う…に遭遇出来ました。
山頂近くから、まだわなわな震えながらダウンヒルをこなしてトレイル口に戻りました。
下界の公道に出てからもまだ、(あれは本当だったのか…)と茫然とバイクスに震えたまま遅々として向かいました…。

(Caution!本日個人的日記には真実と虚構が入り混じっています。Sorry!)