川を星が流れて。
15個を数えてからは数えるのを止めました。何個かは大型でした。極大夜は過ぎたものの、まだしばらく続くペルセウス座流星群期間の夜空。
バイクスの真上に横たわる天の川が見事で、流星よりもそちらに吸い込まれていたからです。 流星そのものは…ここでは珍しいものではありません。毎夜星空を見ていれば必ず幾つかは見れるものです。流星群の夜はその数が格段に上がって見易くなるという類いのもの。だから流星にも馴れて来てしまったようです。
今まで夜空を見た中で思わず「おおおおぉー」と恐怖におののいたのは、日本海の北方に墜ちて行く燃える火球を偶然見た時です。火球というより、真夜中の空を焦がす「炎の柱」でした。最初は完全に「飛行機が爆発しながら墜落しているんだ!」と思いましたが、大した音は聞こえない。翌日になっても何の報道も無い。それから調べてみて、あれこそが「隕石ハンター」達がこぞって三角法で落下地点を割り出し周囲を探索し、何とか発見しようとする「隕石そのもの」だと知りました。 だから…流星もいいのですが幾分馴れた。それよりも天の川はイマジネーションが喚起されます。天の川こそが銀河系の辺縁。あれを突っ切れれば銀河系の外に行ける。外宇宙には無限の銀河系があり、その中にまた太陽系があり、そこにも必ず生命存在の可能な惑星がある。LV_223…など、考えながら天の川を眺めています。 さて、話は変わりますがもしあなた様が地球人類の起源…特に、人類進化の過去数十万年でなし得なかった猿から人への爆発的進化がたった500年間で起こり切ったのに、その間の骨や遺物が全く発見されないミッシング・リンク…には必ず、それも多いに異星人が影響を持ったのだ…とお考えならば、リドリー・スコット監督の最新作「PROMETHEUS(プロメテウス)」を「必ず面白い」とお薦めします。
シュメール、エジプト、バビロニア、マヤ、ハワイ、スコットランド…場所と時を同じくしない遺跡で発掘された同様の石碑(タブレット)。それに記されているのは人間達に崇められた巨人が何かの「種」を空に撒いている彫刻絵だった。
古代石碑の研究をして来たエリザベス・ショウ博士達はそれこそが異星人の生命工学「エンジニア」達が人類の起源を作った創造主である事実を記録したのだと確信。
石碑に描かれた星LV_223こそが「エンジニア」達の星であり、そこを目指す長い旅に出るが、長期宇宙旅行用シップ、プロメテウスにてようやく到達したLV_223で彼らが体験するのは全く想像不可能な恐怖だった…という「エイリアン」シリーズの起源となる作品です。
ノオミ・ラパス(ドラゴン・タトゥーの女スウェーデンオリジナル版のリズベット役)、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、ガイ・ピアース他、実力俳優達共演で見応え十分、ぜひお薦めします。 さて、今週も本当にありがとうございました!
次は金曜日にオープン致します、また次週も宜しくお願い致します!