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(2006-9-28)

積まんと読まんか!

一冊完読してから次の本を買えば良いものを、先の一冊がまだ途中なのに新しい興味の向いた一冊を買い増してしまう事多い秋。例えば写真の「死海文書のすべて」、内容(クムラン岩窟で発見されたキリスト教誕生前後の書物群の解説)はどう見ても大学の考古学部か宗教学科の人向けの内容ゆえにナカナカ完読出来ず、三分の一を残して(後で読み終えようと思いつつ)、本屋サンで見付けた「日本の富裕層」に行ってしまう。偶然なのかバイクスの御常連のお客様の中には医師の方や御家族、医薬品商社の方々、会社社長サンや自営の方も多くいらっしゃいます。こうした方々は、まだ若い方やいろんなお店を回るカップル様や女性グループの方々のように「雑誌に出てたから。」とか「こないだテレビでやってた。」とかの理由では、全くいらっしゃいません。とにかく御家族や知人のお勧めが有ってからスタートです。だから僕もそうしたクラスの方々の姿を知らないといけません。
と、それも興味深く読んでたさなかに「九壱壱捏造」の赤い装丁。店頭でチラ読みで即買い。内容は僕には驚くに値しない、だけど素晴らしいBフルフォードさんの仕事。現アメリカ政府上層のあるグループが双塔爆破計画を計画立案実行し、いかにアフガン進攻占領イラク攻撃占領を成し遂げたかのノンフィクションと否定不可能なデータ集。もう一度言います、九壱壱、戦争を起こすメカニズムを知ってる人達は5年前から分かってました。あれは完全な自作自演(ハイジャックも無かったし一機も民間機は落ちてません、使用されたのはカモされた軍用機とミサイルのみ)です。そしてこの手の作戦(対立を起こす、緊張を作る、開戦をする、相手を生き残らせる又は殲滅占領する)は彼らの十八番。彼らって?もちろんドラ息子やラム爺や血餌兄だけじゃ役不足です。地球規模で支配を続ける階層、大昔から敵と味方両方に同時に金や兵器を差し出す階層の事です。これは話が長いのでまたの機会に。ともかく現実のMATRIXから目覚めましょう。
イランの次、または同時はアジアがターゲットです。その前にこそウェイクアップ。
その大分前に購入してた「小さな会社の節税方」は、これまた途中読。こういうのを勉強すべきが現実です。あとは「宇宙の事典」ですネ。これがあると夜空を見て「?」と思った事をすぐに探せます。だからこれは必ずしも完読する必要は無し(か?)。 と言う具合に行き当たりバッタリなチョイス群。休みの日にまとめて読みたいものですが、そうも行かずに今日も過ぎ…。また明日から宜しくお願いいたします、オヤスミナサイ!。忘れてました「憑かれた鏡」、これ、海外の傑作恐怖短編小説集。秋と冬の夜長、眠れなくなります。




(2006-9-25)

壁際に咲く花の強さ。

今朝も快晴、今年の秋は過ごしやすいです。朝からイクラ醤油漬け作り。朝食を食べて外に出ると、ウチの壁際にはまだ朝顔が元気に開いています。去年、鉢で預かっていた朝顔から種が落ちて広がり根付き、今夏は自然に咲いています。蔦の支えの無い朝顔は、地面近くで静かに咲きます。いつまで花が開くのか見守ろうと思います。さぁ、テラスの傘を広げよう。




(2006-9-25)

安売りの刺身盛り見て小躍り。

「カァーッ、安いなぁ!安いよコリハ!」、日曜深夜の24hスーパーの鮮魚売り場のお刺身コーナーに売れ残ってしまった刺身盛合わせの一つを見て、思わずこぼしてしまいました。生サーモンや鮪赤身、イカ刺にお頭付き甘海老がタップリ詰まって400円。それでも僕が買わなければもうじき棄てられてしまいます。明日の賄いは海鮮丼に決まりダネおじさん!。
賄い…主婦の皆さまの3食の献立と同じく頭を悩ませます。料理を出す仕事をしてますと、マンネリして来ると毎回同じようなメニューになって来ます。僕の知ってるラーメン屋サンのいくつかは、スタッフさんの賄いは何年も365日お店のラーメンです。ウチはとにかくそうならないように気をつけてます。賄いはテストであり実践の場。一口に海鮮丼と言っても、普通の和風にも作れば、胡麻油やマヨやキムチに春菊なんかを合わせてコリア風にしたり、熱い出し汁をかけて海鮮茶漬けにしたり、丼がイヤなら変わりダネのシーフードパスタにも出来ますネ。
僕が万代のお店にいた頃、僕の師匠は賄いで僕が店の料理を作ると(僕にとっては練習)、一口食べて後は食べてくれませんでした。僕がビビリながら恐る恐る「師匠、まずかったでしょうか…(冷)。」と聞きますと、師匠はしばらく黙って付け合わせのサラダか漬け物をかじりながら、ゆっくり口を開きます。冷徹な三白眼はこちらを見もしません。「お前さぁ、なんでこんな店の作るんだよ…。まずくても違うメニュー作らないとオメーの練習にならないだろうが。」、それからは師匠に店であるようなモノは出せません。かと言って食材は店にあるものがメイン。となると、ある材料や組合せを変えて何か違うモノを出し続けないといけません。その合間にも「今日はラーメンが食べたい。」とか「寒いから鍋にしようぜ。」とか「テッチリ用意しろ(冬は下関の虎フグがありました)。」とか普通のメニューの希望もある訳です。
もちろんそんな師匠が作る賄いのレベルは凄かった。万代地区で断トツの1番でした(グループのホテルのチーフや2番の方々がタマタマ来ると驚いてました)。良い豚トロや牛たん、パルマハムの塊はいつもある。なぜか贈り物で松阪や近江、米沢の霜降りの特Aがでかい塊で届くので、それをステーキや焼肉に。魚だって鮪やスモークサーモン、イクラもある。僕もあやかってそんな賄いが普通でした(よく師匠の上のチーフが「こんな賄いは普通じゃねえぞ。」と僕に諭してました)。いい賄い、いい思い出です。
バイクスにはそんな凄い食材はありません、よしんば有ったとしても賄いには使えません。ですから、日曜の刺身なんかが御馳走になる訳です、あと練習にも。
松野尾に帰還。夜空のプレアデス星団、つまり昴が本当にきれい。明日も晴れそうです、今日もありがとうございました!おやすみなさい…mmm。