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光の国から 2。![]() 「どうしてまた加茂山に…?」…。僕の質問に全く照れる御様子も無く、とっても品の良い御夫妻の御主人はこうお答えになりました。 「インターネットで調べましたら、新潟の加茂市の加茂山に『リス公園』がありましてね。私は大変リスが好きなものですから、そこに遊びに来たのです。リスと言っても、本土リスではいけません。シマリスや蝦夷シマリスが大好きなのです。私は今の仕事を定年退職しましたら、ボランティアでも良いのでそちらの職員になりたいな、その為に新潟に移住しようか…と話していたのです。」、茶色いシマシマ模様の薄手のベストを着られた優しそうな奥様もこうおっしゃいます。「今までシマリスを見る為に世界中を旅行したんですよ。北海道はしょっちゅう行っていますし、アメリカやカナダにもシマリスを探しに行きました。今日コチラ(バイクス)もインターネットで『新潟の美味しいお店』で幾つも出ていて、探して来たのです。本当美味しかったわ(バジルクリーム・チキン・パスタ)」。 僕は「ア、はい、ありがとうございます。でもちょっと待って下さい。リスを見にわざわざ新潟にいらっしゃらなくても、東京でも町田に『リス公園』がありますよね。あそこじゃダメなんですか?」との問いに御主人は一言「フフフ、あそこはネ、本土リスなんです。」。 本当に楽しい話を聞かせて頂きながら、僕はクラクラ来ていました。(このお二人は…本物だ…)と。 東京からこの3連休を利用して新潟に遊びにいらした御夫妻が、目黒にお暮らしになっている事をお話下さった時からローカルな故郷「目黒ネタ」…JR目黒駅ネタ、下目黒&油面ネタ、目黒4中ネタ、不動小ネタ…で盛り上がった後でした。ですが、リスネタはさらに僕の好奇心をくすぐりました。 (ここまでリスを愛する方々がいるのか! それもシマリスでなきゃダメなんて…!) 今日のスタッフのYUKOリンに「大切なのはリスなんだよ! ちゅーちゅー」と言ったら「店長、それはネズミですよ。」と指摘するので「…じゃあリスはなんて鳴くんだ…? キィキィかな。分からないヤ。ヤフってググるか。」…。 そう話していましたら、ディナー・タイムに突入です。まだまだこちらの御夫妻様と話していたかったのですが、新しいお客様もお待ちだ。新潟のこんな片隅で偶然お会い出来た同郷目黒の御夫妻に、僕は名刺をお渡しして 「いつか水曜日にまたこの近辺に御旅行の機会があって、ガイドが必要な時には僕がガイド致します。リスも良いですが、ハヤブサも良いですよ。僕は営巣地(崖)を2箇所も見つけたのです。本当にこの近くです。あっ。でもハヤブサ、リス食べちゃうか!それじゃダメですよねぇ(笑)!」…。 目黒で政府系の教育機関で研究員をされてる御主人は、多分ワタシを馬鹿だと思った事でしょう。その通りなのです。 窓の外は既に夕陽が沈み、夜のとばりが降りました。 夕陽のひときわ美しい夕べでした。 素敵なイブニング、ありがとうございました!また明日も宜しくお願い致します。おやすみなさい! |
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朝なのに。![]() 昨夜の空は凄かったです。角田山と弥彦山の向こう側から、分厚い雨雲が早い速度でこちらに広がって来ました。時折、弥彦方面の雲の中では、雷が(ビカッ)と音も無く閃光しています。その時、その雲の中に入って行くように、鮮やかな流れ星が落ちたのです。流れ星が雨雲に消えたと同時に、雲の中で雷が力強く閃光しました…。まるで流れ星が雲の中で炸裂したようでした。美しい星ばかりでなく、こうしたダイナミックな光景も夜空観測の醍醐味の一つです。 ランタンの灯りの強さを落とすとより良く見えて来る景色です。 今日の賄いはホワイトシチュー。具をたっぷりにして、朝の内から作って煮込みます。 でも…結構気温暖かいな…。 |
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フェンネルと真鰯。![]() 自分で作って自分で食べといて、後で思い出すと涎が出る賄いというのは時折しかありません。そんな賄いが今日の賄い、「真鰯ソテーとフェンネルと半熟卵のパスタ」でした。賄い後もしばらく経つと、(また食べたい…)と涎が出ました。それ位旨かった。 |
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