スーパーGT500!!
「Sさん、どうもー!おかえりなさい!!」と、こう書くと何か調子イイだけみたいなノリになりますが、僕は24歳の輝く目をした青年…尊敬して止まない美青年Sさんに握手して挨拶をしました。
10月5日と6日に九州は大分、オートポリス・サーキットでの…人気、実力、TOYOTA、NISSAN、HONDAの自動車メーカーが全力を尽くして戦う国内モータースポーツ・レース最高峰の…スーパーGT500第7戦を終えてすぐに新潟に帰郷し、バイクスにSさんと同じく熱烈なCar GuyのSTさんと来て下さったのでした。
今期のマッチさん率いるKONDO RACING,D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R VRH34B (ドライバー、安田裕信氏、 ミハエル・クルム氏~伊達公子さんの御主人)…スーパーGT500チームの中でも屈指の人気を誇るチームの現時点ランキングは13位(15位中。オートポリスは6位)。メーカー直系強豪チームや元F1ドライバーが数多く参戦する中で、毎戦健闘善戦をしています(スーパーGTに1年参戦するだけでも数十億単位の予算を要する)。
そうしたスーパーGTの最前線をメカニックとして疾走するSさん、細部までメンテの行き届くブルーム・イエローカラーの美しいFIATクーペを走らせるSTさんと僕の三者の楽しいクルマ談義はランチ後半から夕方まで弾んだのでした。
大きな熱い夢に向かって火中の栗を掴み新潟を飛び出したSさん、出発前日の多忙な中、御挨拶に来て下さったSさん、レースが終わる度に貴重なレース関連お土産を下さるSさん、「バイクスみたいなお店が無いんですよ。御殿場や箱根色々食べて回ってますが無いんです。あっちで早くここで食べたいなぁと思ってます」と真顔で言ってくれるSさんとの今まで過ごした何年もの時間を思い出すと、少し胸が熱くなります。
この20年、日本は普通の市民にとって普通に生活して行くのすら簡単では無い国だったと思います。国民生活の各データを見ても一目瞭然でしょう。
そんな中、車を買って維持するのだって決して小さな負担じゃない。少し前まで趣味で3台同時に持ったので身に染みて感じる。今は以前と違い、(別に車なんて持たなくて不便が無いなら全然持たなくても良い。地方の人達は車が無いと生活出来ないから持ってるんだから。産業の裾野が広く就業人口が多い、日本の外貨獲得の優良分野とは云えメーカーのように『みんな車に乗ろう』なんておかしいし厚かましい)とすら考えてる。
でも同時に身近に車やバイク、自転車に熱く夢中で、それがその人の人生にポジティブな影響を大きく及ぼしている光景に間近で接していますと、(車、良いものだなぁ…)と感じもします。
何か前向きで生産的な情熱を産み出してくれるものですから(男では依然としてオンナ、ギャンブル、サケのどれかが好きでたまらないって人達も少なくないですから…と『こっちに行くよりはいいだろー?』と奥さんや彼女さんに言って、男は車を買う)。
お二人とピカピカのBMとFIATを撮影したいと思っていたのに、クルマ談義が弾み過ぎて外は真っ暗になってしまいました。残念!
Sさんの次のサーキットは11月2日の栃木ツインリンクもてぎ、11月22日の静岡富士スピードウェイ特別戦。そうして今年の全9戦を終えられます。
そう遠くないいつか、お店を休んでピットとパドックを案内して頂く事を決意して、Car Guysの出発に腕を振る夕方でした。